令和6年 解熱鎮痛薬まとめ(正解文)

北海道・東北ブロック

プロスタグランジン)はホルモンに似た働きをする物質で、病気や外傷があるときに活発に産生されるようになり、体の各部位で発生した痛みが脳へ伝わる際に、そのシグナルを増幅することで痛みの感覚を強めている。

  • イソプロピルアンチピリンは、解熱及び鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用は弱い。
  • 解熱鎮痛薬は、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すものではない。
  • イブプロフェンは消化管粘膜の防御機能を低下させるため、胃・十二指腸潰瘍、クローン病等の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。
  • アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしやすい。
  • 芍薬甘草湯は、体力に関わらず使用でき、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる。
  • 桂枝加朮附湯は、体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの関節痛、神経痛に適すとされる。
  • 薏苡仁湯は、体力中等度で、関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛、筋肉痛、神経痛に適すとされる。
  • 呉茱萸湯は、体力中等度以下で、手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・嘔吐、しゃっくりに適すとされる。

関東・甲信越ブロック

  • アスピリンには血液を凝固しにくくさせる作用があり、医療用医薬品として、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬としても用いられる。
  • イソプロピルアンチピリンは、解熱及び鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用は弱いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。
  • アセトアミノフェンはイブプロフェンに比べて胃腸への悪影響が少ない。
  • エテンザミドは、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児に対しては使用を避ける必要がある。

首都圏ブロック

  • アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。
  • イソプロピルアンチピリンは、解熱及び鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用は弱いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。
  • エテンザミドは、他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが弱いため、他の解熱鎮痛成分との相乗効果を期待して、組み合わせて配合されることが多い。
  • アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。
  • 疎経活血湯は、体力中等度で、痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされるが、消化器系の副作用(食欲不振、胃部不快感等)が現れやすい等の理由で、胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きとされる。
  • 釣藤散は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経痛、高血圧の傾向のあるものに適すとされるが、胃腸虚弱で冷え性の人には不向きとされる。
    呉茱萸湯は、体力中等度以下で、手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・嘔吐、しゃっくりに適すとされる。
  • 桂枝加朮附湯は、体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの関節痛、神経痛に適すとされる。

北陸・東海ブロック

  • イブプロフェンは、消化管に広範に炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン病の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。
  • イソプロピルアンチピリンは、解熱及び鎮痛の作用が比較的強いが、抗炎症作用は弱いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。
  • アセトアミノフェンは、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製品もあるが、食後の服用が推奨されている。
  • アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)が配合された一般用医薬品は、いかなる場合も15歳未満に使用してはならない。

中国・四国ブロック

  • 解熱鎮痛薬によるプロスタグランジンの産生抑制は、肝臓での炎症を起こしやすくする可能性がある。
  • 解熱鎮痛薬は、プロスタグランジンの胃酸分泌調節作用や胃腸粘膜保護作用を妨げるため、空腹時を避けて服用することとなっている場合が多い。 
  • 月経痛(生理痛)は、月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっていることから、解熱鎮痛薬の効能・効果に含まれる。
  • 解熱鎮痛薬は、中枢神経におけるプロスタグランジンの産生を抑制する他、体の各部(末梢)でも抑制する。(アセトアミノフェンの場合を除く。)

解熱鎮痛薬A 3錠中(成人1日量)
・アセトアミノフェン  195mg
・イブプロフェン    195mg
・無水カフェイン    120mg
・合成ヒドロタルサイト 40mg

解熱鎮痛薬B 4錠中(成人1日量)
・アセトアミノフェン       600mg
・エテンザミド          1,100mg
・無水カフェイン         140mg
・アリルイソプロピルアセチル尿素 120mg

  • 炭酸飲料での服用で作用が低下すると考えられる成分を含むものはAである。
  • 10才の小児に使用できるものはである。
  • 「ACE処方」と呼ばれる成分を含むものはBである。
  • 服用後、乗物や危険を伴う機械類の運転操作を避ける必要のあるものはBである。

九州・沖縄ブロック

  • 呉茱萸湯は、体力中等度以下で手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐き気・嘔吐、しゃっくりに適すとされる。
  • 疎経活血湯は、体力中等度で、痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされる。
  • 麻杏薏甘湯は、体力中等度なものの関節痛、神経痛、筋肉痛、いぼ、手足のあれ(手足の湿疹・皮膚炎)に適すとされる。
  • 釣藤散は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされる。

解熱鎮痛成分により末梢におけるプロスタグランジンの産生が抑制されると、腎血流量が減少するため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性がある。

関西・奈良ブロック

  • 発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すことを目的とするものではない。 
  • 飲酒によって、解熱鎮痛薬による胃腸障害が増強する可能性がある。
  • アスピリンには血液を凝固しにくくさせる作用がある。
  • アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。
  • 呉茱萸湯は、体力中等度以下で、手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・嘔吐、しゃっくりに適すとされる。
  • 芍薬甘草湯は、体力に関わらず使用でき、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる。
  • 桂枝加朮附湯は、体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの関節痛、神経痛に適すとされる。
  • 釣藤散は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされる。
  • 発熱が1週間以上続く場合は、服用量を増やしてはいけない。
  • 年月の経過に伴って月経痛が悪化している場合は、病院を受診してください。
  • 頭痛に対して使用する場合には、症状が出る前に服用することは適切でない。
  • 肝機能障害を起こすことがあるので、服用期間中の飲酒はやめてください。
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