登録販売者試験の勉強法①(序章)

このテーマでは薬の知識が全くなかった私がどうやって医薬品登録販売者試験の勉強をどうやって進めていったか、試験に受かって実際に市販薬の販売に携わるようになってから、こういう風に勉強してたら効率が上がったかも？など気づいたことも書いていこうと思います。

まずは私が登録販売者試験を受けることになった経緯についてはプロフィールの記事をご覧ください！

プロフィールにも書いた通り、私は職業訓練校で登販試験の勉強をしました。
一日中勉強できるから楽じゃないか？と思われるかもしれませんが、職業訓練ではひとつの試験の対策だけの為に勉強するのではなく複数の資格取得に向けてのカリキュラムが組まれています。
さらに再就職のための訓練なので、履歴書や職務経歴書の作成方法や資格取得以外の講座も組み込まれています。
なので登販試験の勉強対策の講座は実際決められた期間の半分ほどでした。

それでも教えてもらえるのだからと、入校した当初は余裕ぶっかましていました。
しかしですよ、いざ登販試験の講座が始まって数日した頃「この勉強のやり方で理解できるのかな？」という疑問が浮かびました。
授業の内容はテキストを順番に読む→講師が軽く説明(板書もなければ追加の資料的なものもない)→テキストに載っている例題をそれぞれ解く。これだけ。

職業訓練受けるの初めてだし、教えてくれるとはいえ結局は自分で勉強しなきゃだからこんなもんなのか？と自分を納得させてた頃
特定の章だけ他の講師の方が教えてくれることになっていて、その講師の方が事前に資料をくれたのです。
その資料はとてもわかりやすくまとめられていて、授業も本当にスムーズだしわかりやすいし、授業時間内に理解できて復習をする必要もありませんでした。

本当にお手本のような授業だったのです。
その授業を受けてから、メインの講師に期待できないと思い「独学」で合格するぞ！という気持ちに切り替えました。

メインの講師に対して何も伝えなかったわけではなく、何回もちゃんと登販試験の対策のための授業をして欲しい、私が受ける年は改正もあったので手引きをきちんと確認して欲しいという旨を伝えてもらっていたのですが講師には響かなかったようです。
それもあって授業はほとんど聞いてませんでした笑

まず私がやったことは資格勉強の基本、過去問の把握です。
登販試験はありがたいことに、過去問が各県のホームページで公開されています。

自分が受ける地域の数年分の過去問をダウンロードしてどんな問題が出てるか確認しました。
私はそこで初めて試験の問題形式を知ったのですが、この試験は120問だけど1問につき3～4つのことを問われてる問題が多いから単純計算で120×3としても360？？
問題によっては問が1つの場合もあるから300問くらい？？
しかも合計4時間も試験時間ある…高校受験と１時間で終わるような資格試験しか受けてこなかった自分にとってはハードルが高すぎることに気づきました。

試しに全くわからないけど解いてみると文章を読む集中力を維持するのがとても難しくて、すぐにやる気喪失しました。
これでは進まないと思って登販試験の勉強の仕方をネットで検索しました。
すると有難いことにYouTubeで解説をしてくれてるチャンネルがありました！
特に２章に関しては何回も同じ動画を見て頭に叩き込みました。
身体の構造に関しては自分で図を書いたりして視覚で覚えるようにしました。

ある程度理解したら過去問に挑戦して、わからないところは調べるということを繰り返していました。
でもテキストにも載っていない、検索しても看護などの情報が出て詳しすぎて逆にわからないという問題に直面しました。
ある日どうしても理解できない問題があって検索しまくってた時、あるPDFに辿り着いたのです。
それが厚生労働省のホームページに載っている「登録販売者試験問題作成に関する手引き」です。
登販試験を受ける人なら知ってて当たり前のことかもしれませんが、私は知りませんでした…
400ページくらいあるPDFで読む気が失せる気がしましたが、確認してみると授業で使ってるテキストはこの手引きの内容をほぼコピペしたものでした。
テキストにはページ数の関係か載せられてないところも多くあったり、内容は同じだけどニュアンスが変わってたりするものありました。

国語が苦手な自分にとってはニュアンスを変えられると理解しづらかったりするので、手引きを見つけてからは過去問が手引きの文章の一部を変えて正誤問題として作成されていることに気づき、やっと一番効率的な勉強法を見つけることができて歓喜でした！
(ちなみにメインの講師は改正したことも手引きの存在さえも、試験がブロックごとに同じということも知りませんでした。最後まで改正で削除された部分も出ると言い張ってました笑)